技術屋のエクスタシ−
今回は珍しく最近のお題を短く。
2003年8月3日のElise SuperTecシリーズ第3戦において、ロータス正規ディーラーのエルシーアイ社が招聘したUKロータススポーツGeneral Manager(社長ですかね?)クリス・アーノルド氏一行が視察に訪れていました。
そこでまぁ、一応一番ヤッチャッテいる(?)WOTYエリーゼを見せて内容を説明せよとお達しがきたワケです。でもなぁ、私の英語は突然には沸いてこないしぃ。一週間くらい現地に居ると大分マシにはなるのだが、それとて厚顔無恥のなせるワザ、オラオラ式象形文字英語(なんだソリャ^^;)だもんねぇ。増して脳ミソ融点を遥かに超えた8月の筑波だしぃ。
仕方なくタドタドしく始めた説明ですが、エンジン周りは敵とてエゲレス人、多少のことでは驚かない。「ピストンが単車のでコンロッドは日本車ムニャムニャの..」辺りでやっと関心を持たせるのが精々である。むぅ〜

連中が「室内は概ねノーマルだね?」なんつった所でハタと思いつく。見栄を張るにはコレしかあるまい。フロントフードを開けてブレーキマスターシリンダーサポートを示してみた。

やっぱりね。彼らの興味がピコーンと立つのが分かる。「こりは剛性アップのためか?」「エリーゼ・スポーツのと同じ目的だべ?」ハイハイ、その通りですよ。(^o^)
これは技術屋同士なら分かることだが、「やられた!」と思うと無性に悔しいのである。「なぜ俺がやっておかなかったんだ?」と思うのである。それはツーンと伝わってくるモノなのである。ニヒヒ
急に「ネームカード(名刺)をくれ」ときた。コッチは調子が出てきて「座ってブレーキペダルを試さないか?」と追い討ちを掛けるのだ。座って踏んでみて「むぅ〜、硬い..」なんてやっている。

暫らくしてミスタ・アーノルドだけが戻ってきて聞いてきた。 「あのパーツは幾ら?」「15千円ですぅ」「売る気ある?」「いいですよ」「支払いは?納品は?」・・・
うーんキモチイイ〜〜。こーゆーのが技術屋の快感なんですよねぇ。